高位脛骨骨切り術(HTO)への道のり(原因編)   〜スクワットと満月③〜 

もともと私は「不便があるなら修繕してもらおう」をかなり軽率に行う人間で、近視はレーシック、鼻中隔湾曲症は骨削る、腱鞘炎は腱鞘切開する、魚の目はとる、と数日悩むことすらなく「あ、そういうのんあるん? ええで。いてまえ」をしてきたのですが、さすがにHTOは2、3日躊躇しました(短)

名前が怖いですよね。もう少し穏便にしてほしい。骨を切るって。しかも「ほねきり」かと思ったら「こつきり」って。
(何度も病院で「いや、こつきり」と修正されました。なぜ重箱読みなんでしょうね…)

しかも私、鎮痛剤のアレルギーが広範囲に渡って出る体質なのです。ボルタレンもロキソニンもイブプロフェンもダメ。
えっ、骨を切ってカロナールで乗り切れるの…?

さらに、入院は下手すると3週間から1ヶ月。この時間を作ることができるのか?

関東在住の高校からの親友にLINEで、「実はさ、膝が悪くて、手術するかもしれん。骨切るんやって。痛いんかな…」とめそめそ言ったところ、「頑張って!!!」と大激励されたのですが。

翌週になって、何やら荷物が届きました。

開けると、何やら枕とクッションのハイブリッドのようなピンクの物体が。

「入院中に、膝の上でスマホ見るのに使って。
これで少しでも、快適に入院生活を過ごしてな」

優しい………優しすぎる………!!!

私の頭の中では高校生の部室の二人が蘇り、君がギターで私がドラムだったね、君はファンクラブまである美女だったのに突然ベリーショートになって工藤静香から森昌子になってたね、高校卒業直前には大喧嘩したけど仲直りしてこうやってずっと寄り添ってくれてるよね、と長い年月が次々と蘇り、

これはもう、




この枕のために手術するしかないな。




と、明後日の方向から、突然に腹を括ったのでした。

けど、ひとつ言わせてくれ。

Cちゃん、さすがに気が早かったよ…(手術をしたのは、それから一年後でした。)


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