高位脛骨骨切り術(HTO)いつ? どこで? どっちから? 〜which〜

「いつ」「どこ」編に続き、「どっちから」編。

膝に問題を抱えている人、もちろん片方の人もいらっしゃるでしょうが、いずれは両膝の手術をする予定という人も多いのではないかと思います。

両足の状態に明らかな差がある場合。

これは、もちろん悪い方優先です。

悪い方がもっと悪くなる前に治したいのはもちろんだし、リハビリの時に元気な方も痛い!だと詰みますしね。

ただ、この「悪い方」は、そんなに差がない人も多いのではないかと思います。

病院によって違うのかもしれませんが、私の主治医の先生の場合はMRIを見てどちらを先にするかを検討、ということはなく、ごくごく軽いノリで「どっちからする〜〜?」と訊かれました。
こんなとこで、すくすく自主性を伸ばす必要はないのでは…と思いつつ、その日は左膝の方が痛い気がする、というこれまた軽いノリで、「左にします!」と元気いっぱい答えたのですが。

左にすると決まってから、日によって「あ、なんか今日は右の方が痛い気がする」「大丈夫かな。あと1年くらいもつかな」「やっぱり右に変更してください、て言った方がいいかな…」と、地味に悩みました。

ただ、私は結果的に左にして大正解だったと今は思っているので、もし自主性を求められて悩んだ人がいれば参考になるかな、と思い、私なりの左右決定の基準を書きます。

これは、退院後のある一点が大きく影響します。

ずばり、「車の運転をするか」です。
それならば、先に手術するのは絶対に左足がオススメ。

車の運転をするなら、もう右足が健康なことが絶対に大切!
AT車を運転できますからね。

逆に、もし右足を手術するなら、全荷重に戻るまでは運転不可です。

特に1回目の手術は手術後の勝手もわからないので、できるだけ万全な体制で退院後の生活を送れる方がいい。
そういう意味で、私は左にして本当によかったな、と(全くの偶然ですが)思いました。

それでは、車の運転をしない場合は優先する方はないのか、というと。

これは、別の基準があります。

利き手と同じ方の足。これが本当にオススメ。

なぜならば、

片松葉杖になったときに、松葉杖を持つのは悪い方の足と反対側の腕。

つまり、右足の手術ならば、左手で片松葉を持つ。

利き手が自由になるんです。

これはもう、本当に便利。
財布からなんか取り出す、改札を通る、ちょっとサインをする、立ち食いうどんを食べる(!?)などなど、何をするにも利き手がフリーであることは行動のやりやすさがダンチです。
現に私は、右側でしか斜めがけバッグが持てないので、片松葉杖とバッグがぶつかって、「うーん」と動かしながら歩いてます。
何かしようと思ったら、ちょっと立ち止まって、掴まれる場所を確保して、松葉杖を左に持ち替えて、とする必要がある。

退院をしてから実際に不自由な時期がどれくらい続くかもまだ未知数なんですけど、少なくとも退院後しばらくの一番不安な時期を、できるだけストレスなく過ごせるというのは大切だと思います。

余談なんですが、病院はこういう「ストレス」から、本当に守られている場所なんだなあと改めて思います。
病棟にはどこもかしこも、両側に手すりがついている。
どっちの足が悪くても、どちらかの手が悪くても、どちら側でも捕まって歩ける様にできてるんですよね。
現実社会はそこまで甘やかしてくれないので、自分でできるだけ備えることは大切だなあと感じています。



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